工場街を走っていると時々見かけるのが、
荷物を運んでいるフォークリフト。
工場内だけでなく、隣の工場に運ぶために道路に出て…
フォークリフトを運転するのに必要なものは、
フォークリフト運転技能講習修了証で、講習をして試験を受けることが必要になります。
まぁそんなに難しくなく５日間位で取得できるらしいです。
免許があれば運転をしても問題ないです。
私有地であっても免許が必要なのがフォークリフト。
そんなフォークリフトは、パレットに乗せた荷物を運ぶのに
便利で多くの荷物を運べますね。
よく見る光景で、構内を荷物を運ぶのは当たり前ですが、
隣の工場から隣や向かいの工場に…という図を見ますよね。
これはいいのでしょうか？
答えは……ダメな場合がほとんどです。
なぜならば、フォークリフトが公道を走るには色々とややこしい手続きが必要だからです。
・車の大きさに適した免許が必要
フォークリフトの大きさなどによって、小型特殊自動車、新小型特殊自動車、大型特殊自動車のどれかになります。
フォークリフト免許だけでは公道を走行することはできません。
・荷物を積んではいけない。
フォークリフトと言えば荷物を積んで走るのが目的ですが、
公道を走る場合は、荷物を積んで走行してはいけません。
フォークリフトには最大荷重の規定はありますが、
道路上で荷物を積める為に必要な最大積載重量が決まっていないので、
どんなに軽い物でも積めません。
公道での荷物の積み込みや降ろす作業もダメです。
もし行う場合は、所轄の警察署に許可を取らないといけません。
・ナンバープレートの取得、自賠責保険への加入
フォークリフトの大きさに合わせて役所に申請して、小型特殊、新小型特殊、大型特殊として登録しましょう。
そして、ナンバープレートが発行されます。
そうなるともちろん必要なものは自賠責保険なので加入しましょう。
・牽引をしてはいけない。
なんかパワーがあって引っ張れそうですけど、
引っ張るための装置がないのでだめですよ。
という感じで、公道を走行するには中々ハードルが高いですね。
そもそもフォークリフトを通常の乗り物として運用しようとする人はいないでしょう。
上記の様な手続きを取らずに行動を運転した場合は、
六月以下の懲役又は十万円以下の罰金となりますので注意しましょう。
過去には、トラックからの積み下ろしで、歩行者と接触して死亡事故が起きています。
トラックを敷地内に駐車して積み下ろしを行うことが難しいこともあると思いますが、
公道での荷物の積み下ろしは違反です。構内での積み下ろしが必要になります。
構内であっても荷物を前に積むので視界も悪くなります。注意して走行する必要があります。
上記の様に、ちょっとであっても荷物を積載しての走行はダメなので注意しましょう。
………と言っても工場街では結構見る気もしますけどね……。
