細い道では徐行が当たり前です。
さて、徐行は何kmが正しいでしょうか?
ちゃんと徐行していますか?
住宅街や学校の近くなどでよくある看板。
徐行
看板や道路に大きく書いてあったりと様々ですが目にしない日はないです。
さて徐行とは時速何kmを想像しましたか?
……答えは…
道路交通法第二条で「車両等が直ちに停止することができるような速度で進行することをいう。」と定義されている。
最高速度規制と同様に速度を制限するが同法に具体的な速度は示されていない。
by wikipedia
ということで、答えは具体的な速度は決まっていないでした。
「車両等が直ちに停止することができるような速度で進行することをいう。」
では、直ちに停止することが出来るような速度は何kmだと思います?
少なくとも、60kmや30kmではないのは分かりますね。
子どもが飛び出してきてすぐ停まれる位の速度だと考えると、
「おおむね10km以下」というのが目安になっているみたいです。
となっていますが、子どもが目の前に飛び出してきて10kmで安全か?です。
子どもを認識してアクセルからブレーキに足を移動して踏むのに1秒はかかります。
その1秒でも進みます。では、時速5kmでは?
子どもとの間にどれ位の距離があるかによりますね。
徐行の所で時速5kmで走行していて飛び出し事故を起こしたとすると、
直ちに停止することができない速度だったということで、
安全運転義務違反になります。とは言え、時速5kmだと早歩き位の速度です。
車で考えたらものすごく遅い速度です。
タクシーで言うと時間メーターが動いてしまいます。
……そうなんですよね…タクシーは時速10km以下になると、
距離メーターでなく時間メーターが動いてしまうので、
進む距離のわりに上がるのが早くなってしまうのです。
とは言え、10km以上って危ないです。
そんな徐行ですけどどの様な場所でしなければいけないでしょか?
1.「徐行」の道路標識等があるところ。
2.左右の見通しが利かない交差点に入ろうとするとき。(信号機や警察官等の手信号による交通整理が行われている場合及び優先道路を通行している場合を除く)。
3.交差点内で左右の見通しが利かない部分を通行しようとするとき(信号機や警察官等の手信号による交通整理が行われている場合及び優先道路を通行している場合を除く)。
4.道路の曲がり角付近。
5.上り坂の頂上付近。
6.勾配の急な下り坂。
と決まっています。他にもこまごま徐行しないといけない場合とあります。
交差点で右左折するとき、歩行者等の側方を通過するときに安全な間隔がとれないとき、道路外に出るため右左折するとき、
交差道路が優先道路や道幅の広い道路であってそれに進入するとき、ぬかるみや水たまりの場所を通行するとき等々
他にもたくさんあります。
こうして見ると徐行をかなり使わなければいけない事が分かります。
水たまりで徐行している車ってどれ位いるんだろう……。
このように様々な場所で徐行しなければいけないので、
徐行の速度も一定の速度を決めることが出来ません。
子どもが飛び出してくる生活道路では徐行が直ちに停止できる速度は、
時速5kmかもしれませんが勾配の急な下り坂では時速15kmかもしれません。
場所によって直ちに停止できる速度が違うのが徐行です。
取り合えず安全な速度を意識して走行しましょう。