まだ完全に人の手を必要としない自動車はありません。
未来には実現されるとしていますが、
まだまだ課題は多いと言わざるおえないでしょう。
東京オリンピック、パラリンピックでトヨタの低速自動運転車eパレットが運行していました。
未来的な感じでですが、事故も起きていました。
東京パラリンピックが開かれていたの昨年8月、自動運転のバスで視覚障害のある柔道の選手に接触してけがを負わせました。
バスのオペレーターでトヨタ自動車の社員を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで書類送検しました。
警視庁はバスに技術的な問題はなく、人為的なミスが原因と判断です。
上記の様な概要です。どの様な状況で運行されていたのかと言うと…
5段階の自動運転技術のうち下から2番目の「レベル2」での運行です。
人の運転をシステムが支援する車両で、安全運転の責任は搭乗するオペレーターが負う。
状況で言えば、2人のオペレーターが乗っていました。
1人は発進や停止の操作を、もう1人がドアの開閉を担っていました。
ハンドルなどの操作は自動で行い、周囲の安全確認、緊急時の対応を人が行うシステムになっていました。
しかし、人と接触してしまいました。書類送検されたのは発進や停止の操作をしていた社員です。
書類送検されたトヨタの社員は「選手が横断歩道をそのまま歩いてくるとは思わなかった。」と話しているそうです。
視覚に障害のある人だったので、車の接近に気づかなかったのです。
この方は、視覚が完全に見えないのでなく視野が狭い障害です。
白杖を持って歩いていなかったので、運転手、周りの警備員が自動車が接近していることに、
気づいているはずと思いこんだのが事故の一因にもなっています。
大会組織員会は。調査結果として下記の事を公表しています。
今回の事故について、交差点で歩行者を誘導するスタッフが車が来ていることを選手に適切に伝えられなかったことや、
車が動いているときの音が小さかったことなどが原因だったとする。
今回の事故に関して言えば、かもしれない運転が出来ていなかったと言うべきか…な?
こちらを認識しているはずだから自動車の前には出てこないだろう。
と思って進行したら視覚に障害のある人だった。
パラリンピックを開催していると言うこと認識していたはずなので、
通常以上にかもしれないが必要だったと言わざるおえません。
しかし、現実的にも起こりえる事故でもあります。
実際に自動運転が実験されていますが、
どこまで突然の事態に対応できるかと言うと課題があるみたいです。
例えば、バスなどで人が立ち乗りしていた場合に、飛び出しなどで急ブレーキを踏めるか。
これは、人がいても急ブレーキで車内事故が起きます。
AIが安全な速度で運行していても急ブレーキを踏まざるおえない事態があった場合はどうしようもありません。
また、人が多く往来するところだとどれ位のスピードで運行が可能かなどまだまだ課題が山積みみたいです。
今回のパラリンピックでの事故はヒューマンエラーでしたが、
仮に人がもっと操作することなく運転する状態だったら誰の責任になるのか?
まだまだ自動運転が一般的に普及するには難しいのだなと思いました。