見た目からして道路がボコボコ指定る構造になっている所はあります。
もちろん道路を造る際のミスではなくてワザとです。
なぜこのような構造にするのでしょうか?
道路を走行していると、自動車が揺れることがあります。
それは、道路が老朽していてまっすぐでなかったりとかもありますが、
明らかに構造上で道路の走行部分に凸を作っている道路があります。
当然その上を走行すると小さな山を越える感じで自動車が揺れます。
速い速度で走行すると結構な衝撃が来ます。
なぜこのような構造の道路を作るのでしょうか?
ハンプとは…?
道路の一部を隆起させ、通過する車両に上下の振動を及ぼすことで運転者に減速を促す構造物の総称である。
機能や形状によって、スピードバンプやスピードクッションなどとも称される。
同様の構造物は全世界で利用されており、その多くが時速40キロ以下の速度制限を遵守させるものである。
by wikipedia
上記の様な理由で道路に凹凸を設置します。
確かに自動車が上下に揺れる中で猛スピードで走行しようとする人は少ないと思います。
日本だけでなく、世界中で同様の措置があるそうです。
ハンプの素材としては、
アスファルト、コンクリート、再利用プラスチック、金属、加硫ゴムなどが用いられます。
堅固で耐久性があり、速度抑制の目的に適うことから、アスファルトやコンクリート製のものが用いられることが多いですが、
成型が難しく、スピードクッションで代替されることも多いです。
国土交通省によると、標準的なハンプの形は「傾斜2m・平坦2m・傾斜2m」となっており、高さは10cm、勾配は平均で5%から8%となっています。
設置される場所としては、主として生活道路になります。
速度を落として、周囲への注意を促すことが目的になります。
実際に、事故率は減るそうです。
良いことが多いように思われるハンプですが、デメリットも結構あります。
ハンプを設置することのデメリット
・騒音や車体への負担が争点となることがある。
・緊急車両であっても減速が要求され、救急車の場合は車内への衝撃が問題となる。
・オートバイや自転車がハンプに気付かなかった場合、転倒によって運転者が深刻な傷害を負う恐れがある。
・最低地上高が低い車両に損傷を及ぼす場合があり、低速で通過しても車体と干渉することがある。
・ハンプにより子供など他の危険に注意が行かなくなる。
・除雪車によってハンプが損傷を受ける。
・重い車両に対する効果が薄い。
・設置時に必要とされる標識、警告灯、白線が視覚的に過剰。等々…
結構たくさん考えられます。
確かになーと思います。救急車とかは病状によっては振動が命取りになったりすると聞きます。
ハンプがあることで、そこに意識が集中してしまい、周囲への注意がそれるかもしれません。
ハンプの衝撃は、おうぅと体にきます。
この振動は体にとって気持ちのいいものではないので、
衝撃を少なくするために速度を落とす。正しいことですが、
本来はハンプがなくても周囲に注意を払って走行すればいいのです。