蒸発現象。字だけで見ると
科学の実験の様な…。
でも車を運転するうえで大切なことです。
蒸発現象という文字だけを見ると、
理科の実験でアルコールランプを用意して…とか
考えてしまいそうですが、違います。
蒸発現象とは…
夜間やトンネル内など、辺りが暗い場所を自動車で通行していると、
自分の車と対向車との前照灯の光が重なる場所に歩行者などがいた場合、
運転席からその歩行者を全く確認できない(蒸発したかのように突然見えなくなってしまう)ことがある。
by wikipedia
とのことです。グレア現象、ホワイトホール現象ともいうそうです。
つまり、ライトとライトに挟まれてその間の人の姿が確認できなくなることです。
眩しくて認識が出来ないとということです。
これは、対向車とすれ違う時に必ず起きるというものではないそうです。
歩行者との間隔や対向車との距離、周りの状況などで起こったりするそうです。
特に雨の日はライトが乱反射をして見えにくくなる確率は上がるそうです。
この蒸発現象ですが、明るい服や反射材を身に着けていても
見えなくなることがあるそうです。
では、蒸発現象はどうしたら起きなくなる?
人間の目の機能の問題なので蒸発現象を起こさないようにすることは難しいです。
暗い道路では、ライトを点けなければ危ないですし、
対向車もライトを点けているので周囲の状況次第で起こります。
ですので、蒸発現象を起こさない対策はとれないので、
蒸発現象が起こった際の事故防止策や回避方法を考えましょう。
とは言え取れる対策は、
・蒸発現象が起きているかもしれないと予測する
・対向車とのすれ違いに注意する
・ヘッドライトのロービームとハイビームを使い分ける
などですね。夜間の運転に注意しましょうね。
という基本的な運転をするしかないということです。
歩行者側も、車はライトを点けているからしっかりと
自分が見えているから大丈夫だろうではなくて、
もしかしたらライトは点いていても自分の姿は見えていないかも
と思って無理な道路の横断をせずに慎重に渡って欲しいです。
そもそも両方向側から車が来ている状態で渡ろうとすることは、
危険極まりないですけど…。