一時停止は必ず止まらないといけません。
安全のためです。でも、その一回止まるだけで安全は確保できるのでしょうか?
安全確保のためには、しっかりと何度も止まることも大切です。
一時停止でしっかりと止まることは免許を持っている人は誰もが知っています。
免許を持っていなくても知っていると思います。
一時停止をしてしっかりと安全を確認したら進むですが、その時に少し出てまた止まって、
安全を確認して、また少し進んで止まって…何度か一時停止をしてからようやく進む。
そういった行動をしている自動車を見たことありませんか?
なぜ何度も止まるのでしょうか?
一言で言いますと安全のためです。
よっぽど見通しの良い交差点でも、全てが見えると言うことはありません。
極端な例だと、畑しかない所を走っていて見通しがいいと思っていてももしかしたら、
自車の横を自転車が走っているかもしれません。
一時停止後に右左折する際に巻き込む可能性があります。
たらればですが、何があるか分かりません。
一回止まってすぐに動くと見落とすことがあります。
また、見通しの悪い交差点では停止線で止まって、いきなりスピードを上げて出ると、
出合い頭で接触するかもしれません。
なので、少し前に進んでこちらの存在を左右に知らせるためでもあります。
見通しが悪いので更に進んで安全を確認できる位置まで進んで確認。
と複数回の停止には上記の様な意味があります。
1.停止線で停止
2.見せるための停止
3.確認するための停止
このように複数回止まることで安全を確保します。
でも、後続車は前の車が進んだ!と思って続けて進行して、
追突してしまうかもしれません。
その場合は、誰が悪いのでしょうか?
一時停止場所以外で一時停止をした前車?
そんなわけはありません。
当然後続から追突した自動車が悪いことになります。
自動車を運転する際には、前車が急ブレーキをかけても止まれるだけの、
車間距離を保たなければいけません。
つまり追突すると、「車間距離保持義務違反」となります。
何度も止まることが鬱陶しくて、クラクションを鳴らしたり、車間距離を詰めたりするのは、
当然あおり運転に該当する恐れがあります。なので、そのような行為もダメです。
よくトラックやバスなどの後部に「多段階一時停止をします。」とステッカーを見ます。
安全確保のためにとても重要なことです。
特に、トラック、バスは車体が大きいので慎重に慎重を重ねて損をすることはありません。
トラック、バスでなくても安全確保のために見通しが悪いなーと思ったら多段階一時停止を必要に応じてすることが、
安全の確保には大切です。まぁ、見通しが悪い交差点では一時停止からいきなり飛び出す自動車も少ないと思いますが。