道路に書かれた大きな文字。
漢字の物が多い気がしますが、たまに平仮名も見ます。
もちろんどちらも意味は一緒です。
道路に大きく分かりやす書かれた「止まれ」の文字。
目に入って意識したら取り合えず一時停止して、左右を確認して…
意識せずに行う動作だと思います。
道路に書かれた文字に漢字と平仮名両方あることを意識したことはありますか?
こんな感じでペイントされていますよねー。
普段意識することがないと思うので漢字とか平仮名とか気にしたことがないと思います。
もちろん、意味はどちらも一緒です。
何故、漢字と平仮名の両方があるのでしょうか?
まず、道路に書かれている「止まれ」ですが、実は法的効力がない「法定外表示」になります。
道路標識だけでは分かりにくい表示を助けている物です。
各都道府県を管轄する警察、または道路管理者が設置しています。
標識だけだと分かりにくいだろうから、地面にも大きく書いたら分かりやすさUP!って考えです。
そんな法定外表示の「止まれ」ですが、現在は漢字の「止まれ」になっています。
平仮名で書いてあるものは基本的に古いものになります。
警察庁が1998年に下記の様な通達を出しました。
平仮名と漢字が無秩序だと、法定の道路標識などの整備効果を低下させるかもしれないから、
一定の法定外表示については、設置様式の可能な限りの斉一化を図ることになりました。
そこで一時停止の「止まれ」は漢字で統一しようなりました。
なるほどーです。いくら法定外の物とは言えある程度の決まりは作りましょうと言うこと。
では、なぜ子どもでも分かりやすい平仮名でなくて漢字への統一になったのでしょうか?
漢字になった理由としては、3文字ある中で「止」の文字だけでも目に入ってきたら、反応するからとのこと。
平仮名の「と」だけ読んでも意味は分からないけど、
確かに漢字だったら「止」の一文字でも「止まれ」の意味を理解します。
でも、子どもが読めないんじゃとも思います。
ちなみに、「止」の漢字を習うのは小学2年生みたい。
確かに、標識とかの止まれは自動車や軽車両とかの義務だけど、
歩行者も止まった方が安全なのは確かです。
交差点とか、片方が止まれだったら、対向は止まれでなくて走ってくる可能性が高いですから。
子どもは…どれ位から一人で外を歩くんだろう?
そもそも、漢字だろうが平仮名だろうが飛び出す生き物かもしれないけど。
漢字と平仮名の表示が入り混じってあるのは上記の様な理由でした。
どちらも、意味としては変わらないのでちゃんと止まって安全確認をしましょう。