山道を走行していると時々見る標識。
「落石の恐れあり」注意して避けられるものなのか?
落石が起きる危険な場面はどんな時でしょうか?
山間の道路を走っていると時々見る標識。「落石の恐れあり」
↑↑↑こんなやつですね。
山から石が転がってくる図で分かりやすいです。
「上から石が落ちて来るかしれないから注意しましょう」です。
でも、実際問題…上から落ちてくる石を避けられるのか??
と思いますよね。私も思います。どこのレーシングゲームだよになります。
また上を見ながら山道を運転するのは危険極まりないです。
この標識には、現状で落ちてくる石に気を付ける以外にも、
「既に落ちている石」にも気を付けましょう。と言う意味もあります。
こちらの意味ならかなり現実的です。
山道はカーブがたくさんあるので見通しが悪いです。
なので、カーブを曲がった先に落石があるかもしれません。
見通しの悪い所で「落石の恐れあり」の標識があれば、慎重にスピードを落として走行をすれば危険性はかなり減ります。
注意喚起の目的での設置が分かりやすいです。
では、どんなところにこの標識は設置されるのでしょうか?
「落石の恐れあり」の標識の設置基準は下記になります。
落石のおそれがあるため道路交通上注意の必要があると認められる地点の手前30メートルから200メートルまでの地点における左側の路端
なるほど…では、どのような所が落石のおそれがあると認められるのか?
・過去に落石があった場所
・斜面が不安定な場所
・動物が多く通る場所
・地盤が緩い場所
等々が想定されます。確かに急な斜面が崩れやすくなります。
地震や集中豪雨の時は、かなり気を付けますが、
それ以外にも動物が上から蹴落としてくるということも考えられます。
落石は、前兆なく落ちてくるときもありますが、前兆がある時もあります。
小さな石が道路上に落ちていたり、水が隙間からこぼれている時は危険性があります。
また地鳴りや異臭がする時もあります。
寒冷地でしたら、雪解け水で地盤が緩くなることもあります。
様々な前兆があるので少しでも危険だと感じたら通行を止めるか、
安全に最大限気を使いながら通り抜けるようにしましょう。
落石の恐れありと言っても、落石防止の網があるから大丈夫でしょう。
と思われるかもしれません。確かにネットでしっかりと防護していますが、
落石防止の網があってもその隙間から落ちてくることもあります。
さらに、自然の力は大きいのでその網を斜面に固定していてもその固定が外れるかもしれません。
そもそも斜面全体を上から下まで全体を覆うことは難しいです。
こんな感じで柵があっても落石が積もれば乗り越えてきたり、壊れる恐れがあります。
上記の写真の状態までなったら怖いですね。
「落石の恐れあり」の標識がある所では慎重に運転をしましょう。
更に天候が悪かったり夜間の走行ではより道路の状態を注視して走行しましょう。
まぁ…走行中に落ちてくる落石を避けるゲームのようなことは無理でしょうから(;^_^A