一度は耳にしたことがあると思います。
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」
この言葉はどこから出てきたのでしょうか?
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」
一度は耳にしたことのある言葉ではないでしょうか。
どこで聞くんだろう?意味としては、そのままのようなちょっと違うような。
禁止されていることも、集団でならば心理的な抵抗もなく実施してしまえる、といった意味合いの表現。
Weblio辞書より
赤信号に限らず、それ以外の禁じられていることもみんなでやったら抵抗ないよ!!と言うことです。
赤信号は当たり前ですが、道路を渡ってはいけません。
青信号になるまで待たなければいけません。車が通ってきます。
でも、一人では怖くても2,3,4人と人数が増えればどうでしょうか?
個と違って集団の心理と言うか、力と言うか普段できないことが出来てしまいますよね。
この言葉は誰が言い出したのでしょうか?
1980年代にビートたけしさん、きよしさんの漫才コンビ「ツービート」が披露したネタからということ。
ブラックなギリギリを攻めますね。そういう時代だったんだろうなー。
他にもギリギリな言葉としては、「注意1秒ケガ一生、車に飛び込め元気な子」とか(;^_^A
今で考えたらダメなネタが多すぎる……。ギリギリを攻めるからこそ面白いんだろうな。
と言うことでちょっと脱線しましたけど、元ネタはツービートの漫才からと言うことです。
この言葉は、日本人の心理をよく考えた言葉だと思います。
一人では怖くても…みんなでなら…という群集心理です。
ダメなこともみんなやってるから…という。最近だと、給付金の不正受給問題とか。
「みんな貰ってるか大丈夫」「みんなやってるよ」という言葉で囁かれて、
みんなやってるなら自分も貰ってもいいんだという気持ちになってしまうのかもしれません。
当然ですが、赤信号はみんなで渡っても怖くないかもしれませんが、
絶対にダメです。怖いのとダメなのは別問題です。
この言葉がふと浮かんだは、新型コロナウィルスの医療機関のひっ迫で、
大阪に赤信号がついて不要不急のお願いが出たけど、
4月の緊急事態宣言の時と比べると出歩いている人多いよな……
と思って、この「赤信号、みんなで渡れば怖くない」の心理が動いているのかもと思ったからです。
本当の交通信号に限らず、医療崩壊が近づく赤信号もちゃんと見て感じて、
しっかりと踏みとどまって欲しいです。
みんなで歩いているから大丈夫だって!!ではないですよ。