自動車は、鉄の塊です。処分するのも大変です。
更に使える物は使いたいです。
環境の点からも仕方のない事です。
リサイクル料と聞くと、まず浮かぶのが家電製品です。
エアコン・テレビ・洗濯機・冷蔵庫を処分しようと思うとリサイクル料金がかかります。
昔はなかったのですけど、潰して捨てるだけでは、
ごみがどんどんでるし、勿体ない。限りある資源を有効に使いましょうと言うことで、
上記の家電製品は処分の際にリサイクル料金を取っています。
上記の大型家電でリサイクル料金を取っています。
では、それよりも大きな自動車は？と…。
もちろん自動車もリサイクル料金を取っています。
自動車のリサイクル料ですが、新車、中古車問わずに、
購入時に支払うことになっています。ここは、家電製品と違う点ですね。
ただし、廃車にするのでなく中古車として売買すると言う形で手放すと、
支払ったリサイクル料は戻ってきます。戻ってくると言うか、次の所有者が車体価格＋リサイクル料を支払うと言う形です。
なので、廃車にする際には戻ってきません。前払いで支払っているというシステムです。
ただ、リサイクル料をちゃんと新車購入時に支払ったよというリサイクル券が必要になりますので、
無くさないように車検証とかといっしょに入れておきましょう。
無くしてしまうと廃車にすることはもちろんできますけど、
ちゃんと支払ったかの預託金を調べたりが面倒です。
そんな自動車のリサイクル料ですがいくら位するのでしょうか？
メーカー、車種によっても変わりますが、
軽自動車、コンパクトカーなら７，０００円～１６，０００円位。
普通自動車なら１０，０００円～１８，０００円位。
例で出しますと…ＴＯＹＯＴＡで調べてみました。
ファミリーカーで大きいであろうアルファードは、１６，１３０円～１８，０６０円。（ＡＴＨ２０系、ＡＮＨ２０、ＧＧＨ２０系、発売時期２００８年）
普通車でベタなイメージのあるプリウスは、９，７００円～１１，３５０円。（ＺＷＪ５０系、発売時期２０１５年）
軽自動車では、ピクシス スペースで、７，４４０円～８，１５０円（Ｌ５００系、発売時期２０１１年）
こんな感じです。車体が小さめであれば安くなる感じですね。
購入時にリサイクル料を支払って、廃車時にそのリサイクル料が使われると言う形の自動車のリサイクル料。
一体どのようなリサイクルをするのでしょうか？
リサイクル料は、
・シュレッダーダスト、エアバッグ類、フロン類の適正処理に要する費用
・自動車リサイクル促進センターによる自動車リサイクルシステムの運営に要する費用（情報管理料金、資金管理料金）
上記の２つに使用されます。
つまり自動車の使える部分、そのまま捨ててはいけない部分をきっちりと分けることに要する費用と、
リサイクル料金を管理しているセンターの運営費用と言うことです。
と言うことで、自動車のリサイクル料は前払いで支払って、
廃車時にそのリサイクル料で配車をすると言うこと。
よく出来たシステムですね。
