パークアンドライドって聞いたことありますか?
直訳すると「駐車する、乗車する。」意味が分かりません。
まぁ確かに駐車して、乗車します。…電車やバスに。
「Park and Ride」
英語で、Parkの意味はたくさんあります。
名詞で考えると、公園、駐車場、競技場など。
動詞で考えると、駐車する。
今回の場合は、動詞での「駐車する」です。
そして、Ride=乗る。です。
駐車するのにまた乗るとは?となります。しかし確かに駐車するけど乗るのです。
駐車した自動車以外の乗り物に。
行楽地、観光地、職場に自分の自動車で行こうとする人は多いと思います。
しかし、人が多く集まり自動車が多くなればもちろん渋滞が発生します。
そこで生活している人もいます。渋滞だけでなく、自動車が多いことで排気ガスなどの公害も考えられます。
では、自動車で来る人を減らしたいと考えます。そこで考えられたのが、「パークアンドライド」です。
パークアンドライドとは…
自宅から自家用車・軽車両で最寄りの駅または停留場まで行き、駐車・駐輪させた後、バスや鉄道などの公共交通機関を利用して、都心部などの目的地に向かうシステムである。
by wikipediaです。
つまり、直接観光地に向かうのでなくちょっと手前で自動車を駐車して、そこからは公共機関で行きましょうと言うことです。
観光地に行く目的でなくても、仕事などで都市部に向かう場合もパークアンドライドは有効だと言われます。
このシステムはアメリカで普及しました。環境問題と渋滞対策として広がっています。
日本ではどうでしょうか?
まず、パークアンドライドを利用したいと思うことが必要となります。
色々な自治体で取り組みがあります。
・駐車場が無料、割引。
・観光地までの送迎バスが無料、割引。
・レンタルサイクルがある。
・割引券がある。
などパークアンドライドを促す取り組みを行っている所があります。
しかし、まだ広がっているとは言えません。
観光に出る場合は、子どもさんが小さく荷物が多い場合は、出来る限り目的地と駐車場が近い方が便利です。
環境問題と言われてもピンとこない場合もあると思います。
通勤で自動車を利用する場合でも直接会社に行く場合よりも、
環境問題でも、金銭面でもお得になることがあります。
パークアンドライド利用者には、定期券の割引を行っている鉄道会社もあります。
もちろん、デメリットとして乗り換えの手間、荷物を多く運べないなどがあります。
それを考えるとやはり、自動車で直接…と思いたくなります。
なので、メリットがデメリットを越えなければ中々利用者は増えないと思います。
環境にいいからと言われてもピンとこないことが大半です。
新型コロナウィルスで、リモートワークと通勤が組み合わせになると郊外に住むことを考えると、
パークアンドライドが必要になるかもしれません。
郊外に住むと自動車が必須になります。しかし、自動車で都心部まで行くのは、
渋滞に巻き込まれたり、都市部の駐車場の確保や金銭面で難しいかもしれません。
その時に、パークアンドライドの選択肢が取れるようになるといいですね。