ニュースとかでよく、正常な運転という
言葉が聞かれます。
そもそも正常な運転って何?
私はアルコールを摂取した状態で
車に乗ることはありません。
当たり前です。仕事では検査がありますが、
プライベートで乗る時も最低でも10時間以上あけます。
でも、毎日のように飲酒運転による事故の報道があります。
その時に気になる文言が、
「飲酒の影響で正常な運転が困難な状態だったとは認められない」
つまり、飲酒運転ではあるけど
ちゃんと運転出来た状態です。ということです。
この主張をするのは大概が、
危険運転致死傷罪の適応を免れようとしてのことです。
危険運転致死傷罪の条文に下記の記載があります。
自動車運転死傷行為処罰法 第2条
次に掲げる行為を行い、よって、人を負傷させた者は十五年以下の懲役に処し、人を死亡させた者は一年以上の有期懲役に処する。
一 アルコール又は薬物の影響により正常な運転が困難な状態で自動車を走行させる行為
つまりアルコールを飲んでいるかつそのため運転できない。
この2つが成り立たなければ、危険運転致死傷罪に問えないのです。
だから、飲酒運転で大事故を起こした人が主張するのが、
「お酒を呑んでいたけど、ちゃんと運転は出来る状況だった!!」
になるわけです。
私からすると…
飲酒運転はすべて正常な運転ではない!!
私もお酒は飲みます。
そこそこ強い方だと思います。
それでもアルコールが体に入ったら
いつもの正常な状態とちょっと変わります。
確かにちゃんと物事を考えてはいますが、
ちょっと気が大きくなったり、
思考能力が通常時より落ちたりします。
友人達からすると通常と何も変わってない風に見える。
とのことですが、自分の中では酔っていることを認識しています。
この状態で運転なんて怖くてとてもできません。
スピードを出しすぎるかもしれません、
飛び出しにすぐブレーキを踏めないかもしれません。
こんな状態ではとても正常な運転が出来るとは言えませんね。
私が思う正常な運転とは、道路交通法を守って、
自分を過信せず運転することだと思っています。
お酒を呑んだけど、歩けるから、ちゃんと考えれてるから大丈夫ではなくて、
お酒を呑んだら乗るな!!
が昔からよく言われている基本ですね。