一度は教習所で聞いたことがあると思います。
ハイドロプレーニング現象。でも改めて聞くと何だっけ?
となりますね。雨が多い時は気を付けましょうね。
一度は聞いたはずだけど、どんな意味だっけと聞くと即答できない人がいるのでは。
ハイドロプレーニング現象。もしくはアクアプレーニング現象というそうです。
意味はと言いますと…
自動車などが水の溜まった路面などを走行中に、タイヤと路面の間に水が入り込み、
車が水の上を滑るようになりハンドルやブレーキが利かなくなる現象。水膜現象ともいう。
by wikipedia
つまり雨の日に起きる現象と言うことです。
水が溜まった路面で起こるので小雨では起きることはないです。
何が怖いって、ハンドルやブレーキが利かなくなる点です。
路面を1トンもある車が滑るのですから、一歩間違えたら事故になります。
路面が凍結しているわけでもなく水でなります。
では、どうしてこのような現象が起こるのでしょうか?
大きな理由は、路面に溜まった水の量がタイヤの排水能力を超えた場合に発生します。
なので、速度が上がりやすい高速道路で起きやすい現象です。
・タイヤの溝の磨耗
・水量の増加
・タイヤの空気圧不足
・スピードの出しすぎ
上記の理由があると起きやすいと言われます。
と言うことは、普段からタイヤの整備をしっかりとしていたら起こる確率は減りますね。
タイヤの溝を普段から点検している人は少ないのでは。
タイヤの空気圧もちょっと前だったらガソリンスタンドで点検とかあったけど、
今は、セルフも多いのでそこまで小まめにしている人は少ないと思いますが、
大雨の予報が出ていて乗る予定があったら確認しておきましょう。
後は、雨に強いタイプのタイヤもありますのでそちらも検討してもいいでしょう。
タイヤをしっかりと確認していても、急なゲリラ豪雨で路面が川のようになるかもしれません。
ハイドロプレーニング現象が実際に起きたらどうしたらいいのでしょうか?
大雨の中で車がコントロール出来なかったらもちろん怖いです。
ハイドロプレーニング現象になってしまったら、
焦らずにハンドルをきったり、急ブレーキを踏んだりしないようにしましょう。
アクセルを踏まずにスピードを落としてハンドルのグリップが戻るのを待ちましょう。
回復するには、何もしないこと以外ないです。
なので、大雨が降っていて路面に水が溜まっている状態の時は、前車との車間距離をとっておくことも重要です。
車間距離が短ければ、急ブレーキを踏む可能性があります。
その時にハイドロプレーニング現象が起きればスピンするかもしれません。
ハイドロプレーニング現象が起きることを知っていて、
対策や心構えが出来ていれば大きな事故にならずにすむかもしれないので、
大雨の走行ではこういったことが起こるかもと想像して運転しましょう。