昔の自動車はキンコンと音がした。

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子どもの頃に高速道路を父親の運転で走っていると、
時折「キンコン キンコン」と鳴っていました。
今の自動車はしません。何の音だったのでしょうか?

昔の自動車はキンコンと音がした。

小さいころに父親の運転で遠出をして高速道路を走行していると、
時々「キンコン キンコン」と音がしました。
うるさいなーと思っていました。そしてその後に続く言葉が、
母親の「飛ばしすぎ!!」と怒る声でした。
なるほどースピードを出しすぎたら「キンコン キンコン」と音がなるのかーと覚えました。
でも、いつからかスピードを出しても自動車は「キンコン キンコン」と音を出さなくなりました。
何キロ出しても静かなままです。どうして、音はなくなってしまったのでしょうか?
そもそも何でスピードを出しすぎたら音が鳴ったのでしょうか?

まずは何キロ出したら音は鳴っていたのでしょうか?
普通車で時速105km以上、軽自動車で時速85km以上のスピードになると、自動的に鳴り始めます。
キンコン~と言う鉄琴のような音の他に、電子音(ブザー)もあり、メーカーや車種によって音は違ったらしいです。
でも、キンコン♪と言う音が一番なじみ深い気がします。時速が落ちないと鳴り続けます。
はい、うるさいです。BGMと前向きに考えるには鬱陶しい音です。
では、何でスピードを出すとこのような音が鳴ったのでしょうか?

法律で決まっていたからです。1974年11月に決まりました。
道路運送車両法の保安基準第46条第2項 「速度警報装置の装備要件及び性能要件」
上記の法律で決まっていました。キンコンと鳴るのは「速度警報装置」と言うそうです。
なので、ちゃんと付けていないと車検に通りません。
付ける理由としては、スピードを出しすぎたことと知らせるためですね。
そんな、速度警報装置ですがいつのまにか付いていないようになりました。
法律が無くなったからです。1986年3月に上記の「速度警報装置の装備要件及び性能要件」がまるっと消えました。
文章を変えたとかでもなく消えました。12年ほどで無くなったのですねー。
なぜなくなったのでしょうか?

大きな理由が、海外からの自動車の輸入の関係です。
速度警報装置は、日本独自の物で海外では付いていないです。
そうなると、当然海外からの輸入車も付いていないのですが、
日本で売るからには付けないと車検が通りません。
どう考えても面倒だろう!!と諸外国の自動車メーカーからの反発があったみたいです。

後は、一定のリズムでキンコンキンコンとなると睡眠を誘導する恐れがあるとのこと。
うるさいとは思うけど単調なリズムで眠気を誘うのかな?
テレビが付いていても寝る人は寝るから音の大きさはよほどの爆音でない限り意味ないのかな。
速度を警告する音で眠気を誘って寝たら、高スピードで危ないことこの上ないです。

そんな感じで、あまり長い期間でもない12年ほどの間+数年程の間に販売された自動車は、
速度警報装置が付いていてキンコンと音が鳴るのです。
オプションで付けれるようになったら面白いかな?安全装置の一つとしてまた復活したら…付けないな(笑)
ちなみにTOPの写真は動いたら音のする乗り物…という繋がりで。これはこれで懐かしい。

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