舗装された道路は、最初は綺麗に舗装されています。
でも、自動車がたくさん通ることにより段々と形が変わります。
自動車の通った後が残っていきます。
出来たばっかりの道路はピカピカでまっすぐで自動車で走っていても、
ほとんど揺れることがありません。気持ちがいいです。
そんな道路でもしばらくすれば少しずつ振動を感じるようになります。
道路にわだちが出来るからです。
わだちは何で出来るのでしょうか?
そもそもわだちとは?漢字で書くと「轍」です。
《「輪 (わ) 立 (だち) 」の意》車の通ったあとに残る車輪の跡。goo国語辞典より
輪立と言われるとなるほどーと思います。
わだちは、車輪の跡と言うことなので、
雪が降った後、土の道路などに出来ますが、
土や雪は柔らかいものなので出来るのも分かります。
しかし、コンクリートやアスファルトの道路はとても固いものです。
それでも長年経過するとわだちが出来ます。
どうやって固い道路にわだちが出来るのでしょうか?
アスファルトの道路にわだちは当然すぐには出来ません。
すぐにできる位柔らかいものだったら問題です。
わだちは徐々にできます。
毎日、道路には何台も何台も自動車が通過します。
一台一台が通過するのはコンマ何秒でもそれが何十回、何百回となれば当然凹みます。
特に夏の暑い日はアスファルトが熱せられて柔らかくなるのでわだちの状態が加速していきます。
でも、自動車が通過するよりも大きな原因が渋滞しやすい場所です。
渋滞で自動車が停まる所は通過するよりも車両の重さがじわじわきます。
そうなるとそこがたわんでいきわだちになります。
なので、通行量の多い交差点の先頭が早く凹むことになります。
仕方のないことです。さらに夏場なんて…。
わだちは、自動車の通過した後、渋滞などで出来ると言うことは、
多くの自動車がその場所を通ると言うことです。
なので、わだちに沿って運転していれば大概は問題ないです。
ただ、気を付けなければ大きく道路が歪曲していたりするとハンドルが取られることがあります。
陽が当たりやすい所、渋滞しやすい所は通常の場所よりも大きく凹んでいることもあるので要注意です。
アスファルト道路は、このようにわだちが出来るので、状態によって舗装をし直したりしています。
大体10年とかで舗装を見直すそうです。ひどい状態になると、凹んでいるを通り越してひび割れています。
あまりにもひどい箇所は、本当に気を付けて運転しましょう。
後は、雨の日に当然水が溜まりやすくなっている場所でもあるので、
ハイドロプレーニング現象や歩行者に水をかけない等も気を付けた方がいいですよ。