今回の新型コロナウィルスでタクシーに一つ新しい仕事が出来ました。
タクシーの宅配業務です。この仕事はこれからどうなるのでしょうか？
新型コロナウィルスが流行しだして、
まず海外からのお客様が減って、さらに緊急事態宣言が出てから、
国内のお客様も減って…人を乗せることで運賃を貰い、
そこから歩合でお給料をもらっているタクシードライバーの給料は激減しています。
そんな中で乗客を乗せる以外の仕事が出来ることになりました。
本来は、人以外を乗せて運賃を貰うことはできませんでした。
荷物のみの運輸が出来ませんでした。
しかし、特例措置でタクシーによる飲食料品の有償による配送が出来ることになりました。
管轄の運輸局に届け出をすることで出来ます。
本来は、５月１３日までが期限でしたが、９月末までに延長されました。
緊急事態宣言も伸びましたからね。
上記の様に、タクシーによる飲食品が配送できるようになりました。
いくつかルールがあります。抜粋しますと…
・貨物はトランク内に限って積載すること。
・貨物運送は、既に許可を受けた一般乗用旅客自動車運送事業に係る営業区域内において行うこと。
・貨物及び旅客を同時に運送しないこと。
という感じです。料金に関してですが、
依頼主である飲食店とタクシー事業者で相互に話し合いで決定する。
とのことです。つまり料金は決まっていません。
通常タクシーがお客様を乗せる時は決まっている料金の範囲内です。
いくつかの市町村での料金を調べてみました。
・長崎県大村市
６月７日まで一律５００円。
・熊本県人吉市 つばめタクシー
４５０円（７７７ｍまで）～１，０９０円（３，５６１ｍまで）
・福島県須賀川市内（※旧長沼町・旧岩瀬村除く）、白河市・西郷村 ※旧表郷村・旧大信村除く 須賀川観光タクシー、白河観光交通
１ｋｍまで５００円、その後１ｋｍ毎に３００円
・神奈川県横浜市鶴見区 東宝タクシー
タクシーが出発してからお客様に届けるまでの時間。
３０分以内なら９００円。
と上記の様に料金は様々です。
今はキャンペーンで５００円という所も多かったです。
他には、ウーバーイーツや出前館がタクシーと提携をして始めたという話もあります。
そして、この特例措置は９月末までとなっていますが、
それを恒久化しようか？という検討が始まっています。
申請が始まってから約１か月で１，３００社から申し込みがあったそうです。
台数にすると約４万台とのことです。
確かに量はたくさん運べます。
ただ、これからの時期は保冷や保温に対してしっかりと対策を取らなければ食中毒が怖いです。
それらをどうするかということが今後の課題です。
後は、臭いがトランクに付いたらどうするかということです。
ファーストフードとか臭いが付きそうですからね…
今後タクシー業界がどのように変わるか予想がつかないです。
コロナが終息したら、タクシーによる宅配は定着するのか、
それともいらなくなるのか分からないです。
ちょっと割高ですから。でも外出する手間を考えたら楽なのかもしれない。
新しい生活様式の中でどのようになるかは誰にも分からないです。
