相乗りタクシーが11月から解禁になりました。
と言ってもまだ、サービスは具体的に開始していません。
数ヶ月後に始まったら…どうなるの?
国土交通省は29日、目的地の近い人同士によるタクシーの相乗りを認める制度を11月1日から始めると発表しました。
正直におーーーっ…あーーーーっ…今?という感じです。
ざっくりと相乗りタクシーを説明しますと、
行く方角が同じ見知らぬ人と、アプリでマッチングをして一緒に乗って、安くタクシーに乗車する。
という感じです。11月1日から解禁にはなりましたけど、
アプリでの利用を前提としているので、現在アプリを調整、開発中なので、数ヶ月後のスタートとなりそうです。
今の所考えられているのが下記になるみたいです。
・事前に料金が分かる。
・後部座席は2人まで。
・男女別を希望できる。
・乗車距離で料金を案分。
こんな感じかなー。
さてさて一応、現役ドライバーの私の感想は……、
いや…これは無理でしょ!!です。少なくとも大阪市内では難しそうだと思います。
タクシードライバー側からしてメリットがどこまであるのかです。
面倒そう。その一言です。現在のアプリ配車でもトラブルはよくあります。
GPSがずれていてお客様の位置が不明。
迎車場所に行ったのに中々お客様が出てこない。
迎車場所に行ったのに、別の流しのタクシーに乗っていない。(キャンセルせずに放置)
このあたりかな…。これが、アプリのマッチングで起きたらどうなるのでしょう?
他には、酔っ払い問題。コンビニに行ってくれ~、トイレに行きたい、吐きそう等々…。
友人でもやめてくれーーと思うようなことが見知らぬ他人と起きたらと思うと。
他にも諸々ありますけど、上記の様な事をどうやって防ぐかですね。
一人で乗車と登録していて、赤ちゃん連れとか。
ペットケージを持っている、スーツケースがあるなどいろんなことが考えられます。
トラブルが起きない予感がしませんよ……。
私が、お客さんの立場でも使わないです。
安くなるメリットはあると思いますが、デメリットが大きいです。
私が考えるデメリットは…
・最短距離で目的地に行けない。
・臭いのきつい人に当たったら最悪。
・マスクなしの人とか…
・いきなり見知らぬ人から刺されたり殴られたりする可能性。
・話しかけてくる人。
他にも考えられますね。直接家には着けたくない。
メリットが安くなる…後は、タクシーが少ない時につかまりやすいかも?
デメリットが大きいです。
最近だと電車内での無差別殺傷が騒がれています。
タクシーなんてそれこそ走る密室です。
いきなり隣に座っている見知らぬ人からぶすっと…とか逃げ場がないです。
物騒な世の中だから嫌ですねー。マスクをせずに乗車をされて断れるのか?とか、
アプリでマッチングして相手を拾いに行ったらいない場合には、
料金はどうなるのか?とか。クレジットカードから引かれるのかな?
向かっている途中でキャンセルは出来るのか?とか…。
考えられることはたくさんあります。
私が考えることなんてトラブルや想定できる事例の極一部だと思います。
早くて数ヶ月後と言うことは、年内の稼働はないと思いますが、
都会では定着するのは難しいかもと思います。
普段タクシーを使わない層の開拓になるかどうかというところですかね。
ちなみに、相乗りですがタクシードライバーから呼びかけて乗せることは出来ません。
タクシー乗り場にいるお客様同士で話し合って相乗りする場合は大丈夫です。