車のヘッドレストを外している人は少ないと思いますけど、
実は外して走行すると違反になるかもしれません。
ヘッドレストは、車の座席の頭の部分ですね。
普通は外さないですけど、ちょっと邪魔だな~とか、
思って外す人もいるかもしれませんが、
実は外して走行すると違反になるかもしれません。
ヘッドレストは、Head restraintの略です。
Restで休憩の意味と思っている人がいらっしゃいますが、
この頭の部分は、休憩のためでなくて頭を守るためにあります。
Head restraint=頭部後傾抑止装置の意味です。
簡単に言うと、頭を拘束するまくらです。休むと真逆ですね。
安全のためについているので外してはいけません。
運転席と助手席のヘッドレストを外していると、車検に通りません。
道路運送車両の保安基準 第22条で義務となっていて、
改造車の扱いになってしまいます。
ですので外してはいけません。
後部座席は、元々付いていないものはもちろんいりませんが
付いているものに関しては外してしまうと車検に通らないです。
外した状態での走行は違反になることはないですが、
事故に遭った時に保険の対象から外れる可能性があります。
外していると事故の際に大けがを負うかもしれません。
追突事故で、多いのがむち打ちです。
首がガクンとなって揺さぶられることで傷めてしまいます。
一度痛めると何年も後遺症が残るかもしれません。
ヘッドレストを正しい位置で付けることで、
頭と首を衝撃から守ります。
当たり前ですが、ヘッドレストがない状態で、
ぶつかったら首が前後に激しく動きます。
そりゃあ酷いむち打ちになりますよ。
また、ヘッドレストは上下、前後に調整が出来ますが、
正しい位置にしないと意味がありません。
正しい位置は、ヘッドレストの中央が耳位の高さになる位置です。
最近では、アクティブヘッドレストというものも出てきました。
追突時に自動で最適な位置にヘッドレストが移動して守ってくれます。
頭部への衝撃が減るのでむち打ちが軽減されるとのことです。
ただ後から装着することは出来ないので車を購入する際に検討しましょう。
このようにヘッドレストを外してしまうと、車検にも通らなくて、
事故の際にも大けがの可能性が高まるので、安全のためにも外さないことが一番です。
正しい位置に装着して運転しましょう。
というかそもそも外したら落ち着いて運転が出来ない気もしますが…。