自転車免許証って知っていますか?
法的な効力はありませんが、講習や実技を受けて、
自転車の安全な運転意識が高まるかもしれません。
自動車を運転するのには、運転したい自動車に合わせた運転免許証が必要になります。
当たり前です。自動車は、免許を取らずに運転したら無免許運転になります。
そんな、自動車と違ってこけることなく乗れれば誰でも乗れるのが、自転車です。
自転車車両も安く、保険をかけることを推奨されている都道府県が多いですが、
別に保険がなくても乗れる手軽な乗り物。駐車場もいらなくて、
ちょっとした広さがあれば停められます。排気ガスもなくてエコな乗り物です。
という感じで手軽なイメージで乗れる自転車ですが、
軽車両になりちゃんと交通ルールを守った上で乗らなければいけません。
信号を守ることは当たり前、一時停止を守り、幼児を乗せる際にはきちんとした乗車用の椅子を取りつけて…と
結構守らなければいけないルールがありますが、それをどれくらい守っていますか?
運転免許が要らないからって結構適当になっていませんか?
だから…という訳ではないでしょうが、自転車の運転免許証を講習を受けた、
子どもや高齢者に対して発行している自治体があります。
もちろん、運転免許証がなくても自転車は乗れます。
では、なぜ自転車の運転免許証を発行しているのでしょうか?
いつからこの自転車の運転免許証が始まったのかというと…
日本の自転車による交通事故が年々増加している状況を懸念して、東京・荒川区が2002年7月25日に導入したのが最初である。一定の講習・実技を受けると交付される。
と、言うことらしい。 by wikipedia
新潟県新発田市、栃木県栃木市・佐野市、埼玉県加須市のうち旧騎西町の地域(引き継がれているかは不明)、
東京都足立区・荒川区・町田市・武蔵村山市、京都府福知山市、大阪府池田市・門真市、
兵庫県警察が制度を導入しており、県下各自治体に導入を促している。免許証と修了証の2種を交付している。実施されているのは他に尼崎市・加古川市
愛媛県新居浜市、福岡県北九州市。
上記の自治体が取り入れているみたいです。
どのように実施されているかは各自治体ごとに違うみたいですが、
多くは、学校での安全教育授業、地域の交通安全行事で講習、実技、学科などを行い、
自転車の運転免許証を発行するとのことです。
学んだことが自転車の運転免許証として形で返ってくると、
子どもは嬉しいでしょうし、安全運転の意識が強くなると思います。
地域によっては、中学生や高校生の自転車通学を許可している所は、
講習を受けなければ自転車通学は出来ませんという所もあるみたい。
交通ルールをしっかりと学べる機会があると大人になっても安全に心配ると思うので、
早い時期からの交通安全教育は大切だと思います。
もっと多くの自治体が取り組むといいな~と思う自転車免許でした。