自動車のあおり運転は、よくニュースで出てきます。
しかし、最近は自動車だけでなく、自転車のあおり運転もニュースで見かける時があります。
自転車は、どこをどのように通行するのが正しいのでしょうか?
自転車は便利な乗り物です。1万円位で購入できて、
置き場所にもそこまで困りません。カゴが付いていれば、
そこそこの物は入って運べます。小回りもききます。
一方通行も大体の所は、逆に入っても大丈夫です。
そんな自転車ですが、基本中の基本です。
分類と走行する正しい場所は?
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はい、分類としては「軽車両」。走行は、原則「車道の左側」
基本中の基本です。自転車を運転するなら必ず知っていなければいけません。
軽車両は、「自転車、荷車その他人もしくは動物の力により他の車両に牽引され、レールによらないで運転する車(そり及び牛馬を含む)」
動力のない車輪の付いた乗り物…と考えたら分かりやすいかな?車いすや手押し車などは除きます。
では、走行場所の「車道の左側」。日本の道路は左側通行なので、自動車と自転車は同じ方向で進むはずです。
しかし、最近その車道の左側を守らないで逆車線で右側を通っているならまだしも(法律上はだめだけど…)、
堂々と車道の真ん中を走っている自転車を見ます。
高齢者の方や自転車の運転に慣れていない子どもがワザと出なく、フラフラ…とではないです。
故意に車道の真ん中を走行している自転車です。
危ないですよね…。いや、歩行者からしたら安全なのか?
車道の真ん中を自転車が走行しても問題はないのでしょうか?
自転車の走行場所は、車道の左側となっていますがこれは、車両通行帯がない1車線道路の場合です。
車両通行帯のある2車線道路では、自転車は一番左側の車線を通行しましょうと、道路交通法で決められています。
しかし、道路の左端を通行しましょうとは決められていません。
つまり、複数の車線がある道路では、一番左の車線のどこを走っても問題ないと解釈されます。
………えっ?ですよねー。複数の車線があるから、後ろから自動車が追いついたら、
自動車側が右に車線変更して抜かさないといけません。
決して、クラクションを鳴らしたり、あおったりしたらいけません。
自転車は正しい位置を走行しているのですから…ということ。
でも、それは正しく走行している場合です。
ちゃんとまっすぐ前を向いてながらスマホなどもせずに走行していれば法律上の問題にはなりませんけど、
それが、片側一車線で後ろを走行している自動車の前を右に左にとフラフラしたら、
自転車でもあおり運転になります。
実際に、今年岡山県の男子高校生が書類送検されています。
法律上は、車両通行帯がある複数車線では、真ん中を通っても問題はないとなりますが、
とても危険なので車線数が多い道路であっても、左側車線の左端を走行して欲しいです。
1車線道路でも、抜け穴的な問題もありますけど…。
例えば左端を走行とありますが、その左端が左から10センチなのか、
20センチなのか30センチなのか明確な決まりはありません。
中央よりも左だったら左端となるのか…。
自転車で道路を走行する時は、どの様な時も左端を通行することを心がけましょう。
自動車も、フラフラする自転車の横を通行する時は、出来る限り車間距離を取りましょう。