自動車は高いです。決して安い買い物ではありません。
自動車本体も高いですし、更にもろもろの税金があります。
昔は更に高い税金がかかっていました。
自動車を購入しようと予算を組むときには、
自動車本体以外にも色々とお金がかかります。
保険や税金ですねー。消費税も10%かかりますから。
100万円の車の税金は、10万円。高いな。
でも、昔は更に高い税金をかけられていたのですよ。
昔あった自動車購入時にかかった税金は「物品税」です。
別名「贅沢税」とも言ったらしいです。
今では聞かない税金です。どの様なものにどれ位かかっていたのでしょうか?
1940年から1989年まで導入されていた税金です。
生活必需品以外に付加される税金でした。
ゴルフクラブ、化粧品、宝飾品、電化製品、自動車などが贅沢品とされていました。
レコードも課税対象でしたけど、童謡は除くとかややこしい税金で、
どれを課税対象にするかとか、揉めたりしたそうです。
1989年の消費税導入を機になくなりました。
そんな物品税ですが、自動車には一体いくら課税されていたのでしょうか?
1988年の自動車に対する物品税率
普通乗用車(3ナンバー)…23%
小型乗用車(5ナンバー)…18.5%
軽自動車…15.5%
トラック、バス等…原則非課税
上記の様になっていました。高いです。23%って(;^_^A
200万円の自動車だったら、税込みで246万円。
ちなみに他の物品だと、電化製品は20%かかってたそうです。
冷蔵庫、大型テレビ、クーラーとか…。
いやこれ贅沢品じゃなくて生活必需品でしょうと思いますけどねー。
ゴルフクラブは、15%。これらから考えたら自動車の課税率は中々に高額。
そんな物品税は消費税の導入と共に廃止になりました。
しかし消費税になっても自動車だけ消費税率がちょっと違いました。
消費税は導入された時は、3%でした。
でも、自動車に対しては6%の消費税率になりました。
徐々に自動車に対する消費税率は下がって1994年には同じ3%になりました。
消費税導入当初は、他の消費税と違って6%と高い気がしますが、
それでも今まで23%かかっていたことを考えると大幅な値下げです。
バブル経済だったこともあって一気に高級車が売れたらしいです。
上記の様な感じで、自動車を購入しようとすると高額な物品税がかかると言うことでした。
今も消費税はじりじりと上がってますね。
上がっていった過程は、3%→5%→8%→10%でしたかね。
高い買い物をする時は消費税も結構な金額になります。
それでも昔の物品税から考えたらマシなのかも。