ドライバーは運転中は携帯電話を使用できません。
でも、ご乗車のお客様は運転をされていないので
当然ご利用いただいて結構ですが…
ドライバーは運転中は当然スマホでの通話は出来ません。
せいぜいBluetoothでスピーカーから
通話をすることですが、それも出来れば気が散りますので
止めた方がいいと私は個人的に思いますが…。
で、今回は私達タクシードライバーのスマホ事情ではなくて
ご乗車いただいたお客様のスマホの利用についてですね。
お客様は運転をしていただいてないので
もちろん通話をしていただいて結構です。
丁寧な方だと、「電話してもいいですか？」と
こちらに確認を取られる方もいらっしゃいます。
電話されるのは結構なのですが……目的地をね…明確に伝えている場合は
存分に電話に集中してください。
困るのは目的地が中途半端な場合です。
よくあるのが、通話しながら流しを拾われたお客様。
おしゃべりをしながら乗り込まれます。
それで、目的地を言っていただけるならばいいですよ。
「取り合えずなんば行って」
「取り合えずまっすぐ」
とかが困りますね。
上記のなんばが何で困るかというと…、
広いから…なんばと言われると取り合えず範囲が広いですね。
今いる場所にもよりますが、
どう行くかも悩みますしどこに行くかによっても結構変わります。
例えば天王寺から乗り込まれてなんばと言われたら、
北上しますがどうやって北上するか…
谷町筋、堺筋、場所によっては四ツ橋筋やパークス通りも
検討しなければいけません。
でも電話をされているとそれを確認しずらいです。
なんばのどこ～？？となります。
高島屋？三津寺？アメリカ村？となんばと指し示す範囲が広い。
電話をされていると経路を確認したり、
「なんばのどのあたりですか？」と聞くのもうざがられます(;’∀’)
いや…範囲広いから…ちゃんと行かないと困るのはお客様ですよ？
お客様にとってはなんばの行きたい所は一つでしょうが、
電話に集中していないでちゃんとドライバーと目的地、
ルートをちゃんと決めてから電話に集中してくださいね。
そして「取り合えずまっすぐ」が困るのは分かりやすいですね。
まっすぐどこまで？どこかで曲がるの？右車線にいた方がいいのそれとも左車線？
と目的地が分からないのが困ります。
電話をしていない方でもこういった取り合えずまっすぐと言われる方はいますが、
電話をしていないのでこちらから話しかけやすいですし、
お客様が外の景色を見ていたり、意識が電話にいっていなので、
「２つ目の信号を右に曲がって～」と明確に伝えてくれます。
電話をされていると、電話に集中していたりすると、
「あ～さっきのところ右だったのに！！」と言われたりします。
………だって目的地聞いていないから、まだまっすぐと思いますよ。
せめて電話していなかったらこちらからも話しかけやすいので、大通りとかの手前で
「どこくらいまでまっすぐ行きますか？」と確認できますが、
お電話をされているとそれも中々できません。
ですのでこちらもまっすぐが長距離になると段々不安になります。
どこまでまっすぐ行くのだろう？どこかで曲がるのではないのかな？
携帯での通話に集中しすぎて通り越していないかな？とかもろもろを考えます。
という感じでお客様のスマホ通話はもちろんしていただいて結構なのですが、
ちゃんと目的地を伝えて、ドライバーと運転経路の確認を終わってからに
していただけると幸いです。
