「手をあげて横断しましょう」実はどこにも書いていない。

タクシー・車
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子どもの頃から耳が痛くなる程聞きましたよね。
「横断歩道は手をあげて渡りましょう。」
交通教則本などには書いていません。

「手をあげて横断しましょう」実はどこにも書いていない。

横断歩道がある道路でも、車の交通量が多い所だと渡る時に手をあげたりしませんか?
渡りますよ~という意思を伝えるために手をあげて、ドライバーから見やすくするためにあげたりします。
小さな子どもさんとか手をあげて渡っているのを見ると微笑ましいです。
小さいころから自然と手をあげて横断しますよね。
でもこの横断方法ですが、法的にはもちろん全く根拠はないですし、
国家公安委員会が定めた「交通の方法に関する教則」にも記載はないです。
では、なぜ広く伝わっているのでしょうか?

1978年に教則が改定されるまでは、「車がくる道路を横断するときは、手をあげて合図をし、車が止まったのを確かめてから渡りましょう」と書かれていたそうです。
40年以上前です。なぜ改定で削除されたかは不明だそうです。
手をあげたら車が止まると思うのは危ない、タクシーに紛らわしいと思われる、など言われるそうですが、
はっきりとした理由は不明みたいです。
後は、1971年からテレビ番組の笑点で13年間座布団運びをしていた松崎真さんが、
挨拶の締めで「手を上げて、横断歩道を渡りましょう」と言って流行にもなったことが手をあげて渡ることを広めたとも言われています。

記載が無くなって40年以上経っても横断歩道を渡る時に手をあげて横断してしまいますよ。
確かに背の低い子どもだったら、手をあげることでドライバーから身長プラスになるので、
ちょっとでも大きく見えて安全性は高まるように感じます。
子どもは小さいから背の高い車だと手をあげていた方が少しでも危険性が減ります。

上記の様に、日常で見るのは現在も親が教えていることなどがあると思います。
また、「交通方法に関する教則」に記載がなくても地域の実情などに合わせて、
交通安全指導などで教える際に手をあげることを推奨することもあるそうです。
大阪府だと似たような感じで「ハンドサイン」を推奨しています。

「ハンドサイン」は、手をあげるのではなく、信号のない横断歩道を渡る際に、
片手を軽く前に出して渡る意思を伝えます。
認識したドライバーも、軽く片手を出してどうぞと横断をさせる意思を伝えると言うもの。
そもそも信号のない横断歩道は、歩行者優先です。
渡りたいと思う歩行者がいれば、車は一時停止して歩行者を横断させるのが決まりです。
なので、手で意思を伝えなくても渡らせるのが本来なのですが…、
自動車が停まらないからハンドサインを推奨するんでしょうねー。
自動車からしたら渡りたいかどうか分からない歩行者がいれば止まらないから、
意思を表示しろということかな。確かに横断歩道前に立っていて、
渡るのかな?と思って停まっても渡らない歩行者はいます。
あれ?と思いますね。その際には逆に歩行者に行って行ってと手で合図されたり(笑)
そう考えると手で意思を伝えるのは大切ですね。
まだ、ハンドサイン運動は広まっていない気がします。

「手をあげて横断歩道を渡りましょう運動」を行ったとこもあります。
埼玉県の西入間警察署管内では、2019年11月に行っています。
このように近年でも手をあげましょうと推奨している所はあります。

交通教則本には記載がなくなった「手をあげて横断しましょう」ですが、
やはり、横断の意思を伝える手段としては分かりやすいと思いますので、
しっかりと、目視で確認をすると同時に手をあげて渡りたいと思います。
本来は、手をあげなくても自動車が停まればいいんですけどね……………。

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