過失割合は重要です。

交通事故は起こしたくないですけど、
注意していても起きる時は仕方ないです。
その時に、よく揉めるのが事故の過失割合です。

車を運転していて、どれだけ注意していても事故が起きる時はあります。
対人の事故だと重要になるのが過失割合です。
多くの人は保険に入っていると思います。
過失割合は、保険会社さんが〇：〇と決めてどちらがどれ位起きた事故に対して、
過失があるかを示します。
発生した事故に対してどれ位の不注意が双方にあったかということです。
この過失割合によって、賠償額などが変わります。
つまり、被害者側の損害が１０万円だとして、過失割合が自動車８０：歩行者２０だと、
損害賠償は、８万円となります。歩行者側にも２割の落ち度があったということです。
この過失割合を決めているのは誰でしょうか？
警察？事故の加害者？事故の被害者？保険会社？

………答えは、保険会社です。警察は民事不介入です。
過去の判例を元に決めています。
例えば、青信号を横断中の歩行者と接触した場合は、自動車：歩行者で１００：０です。
当たり前です。信号無視ではねていますから。
これが、自動車側の信号無視でなくて、歩行者側の信号無視だったらどうなるのでしょうか？
歩行者側の信号無視の場合は、自動車：歩行者で３０：７０となるのことが多いです。
これが、小さな子供や障がい者の方だとまた過失割合は変わって、
自動車側が３０～５０と割合が変わってきます。
相手が信号を無視してきたのにそれでも、自動車側に一定の過失が付きます。
交通弱者を守るためですね。
信号が青色でも、もしかしたら飛び出してくるかもと想定して運転をしなければいけないということですね。

上記の信号無視の事故は、数多く起こっているので過去の判例を元に、
過失割合を出しやすいと思います。

では、最近多くなっているながらスマホはどうでしょうか？
車がながらスマホをして事故を起こしたら悪くなるのは分かります。
では、歩行者がながらスマホをしていて、事故が起きた場合はどうなるのでしょうか？
大体は、スマホを使用している人に１０％多く加算されるみたいです。
まだ、事例がそこまで多くはないので事故内容によってはまた変わります。
でも…この歩きスマホを認めない人もいるそうです。
そりゃそうでしょう。自分が悪いと言いたくはないですよね。
そのようなこともあるので、昨今ではドライブレコーダーが必須になるのです。
歩いている人だけでなくて、自転車でもながらスマホがありますからね…。
自転車でながらスマホをしながらとか、中々のスピードですよ。

もちろん、全く同じ事故は１つとしてないですが、
過去の同じような事故を元に過失割合は決まります。
過失割合によってどれ位保険が降りるかや、
今後の保険料にも関係すると思うので、
自分が事故を起こして過失割合に納得がいかない場合は、
保険会社さんと話し合うこともできます。
自分が事故に遭った時に重要となる過失割合。
加害者側、被害者側で争うことも多いかと思いますが、
重要な事なので専門家としっかりと話し合いましょう。

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