時々耳にはしますけど、何をする族?
暴走族とかとは違うのかな。
まぁ、良い感じのする言葉ではなさそう。
ルーレットと言ったら何を浮かべますか?
私は、人生ゲームが浮かびました。
他には、カジノとかかな。どちらにしろ、ゲームです。
クルクルクルーと回して楽しみます。
何回も周ります。くるくると。ゲーム上では楽しいだけで問題はありません。
誰にも迷惑をかけません。しかし、それを現実の世界で自動車を使ったら?
危険としか言えない行為になります。そのような行為をする人を「ルーレット族」というそうです。
ルーレット族とは?
「主に首都高速の都心環状線を過度の高速度で反復周回し、そのタイムや走行時の運転技術を競い合う者たちの総称であり、
首都高速から出なければ料金が加算されない首都高速の料金システムに乗じて、パーキングエリア(以下「PA」という。)等での集会や周回走行を繰り返し、
深夜から早朝まで高速道路上に留まっている者たちである。」
By 警視庁交通部交通執行係の暴走族対策室暴走族対策係
なるほどねー。環状線は円型で周回できるので、通行量の少ない深夜から早朝にかけて暴走しよう!ということ。
言うまでもありませんが、危険です。
通行量が少ない深夜と言っても当然一般車両も走っています。
後ろから高速度の自動車が来たら怖い。万が一スピンされたり事故られたら巻き込まれたくない。
ルーレット族は、90年代半ばごろから流行りだしたそうです。
スポーツカーブームもあったのかな?
それから、取り締まりとかが厳しくなって一時期は減ったけど、
コロナ禍で出かける場所も少なくなって、外出自粛で通行量が減った環状線を爆走する自動車が出てきた。
と言うのが最近の事情みたいです。
取り締まりの方法としては、オービスが一般的みたいですが、
当然固定式オービスは場所を覚えられたら意味がないです。
可搬式オービスもSNSですぐに拡散されるとか…
最終的には、人を使ってのネズミ捕り方式で取り締まることもあるとか…。
人力が予想できなくていいとは…。
もちろん、制限速度を超過しての走行は違反です。
高速道路での速度超過は下記の様になります。(普通車)
25km/h以上~40km/h未満 3点 18,000円~35,000円
40km/h以上~50km/h未満 6点 6か月以下の懲役、または10万円以下の罰金
50km/h以上 12点 6か月以下の懲役、または10万円以下の罰金
重いです。一発で免停になる事もある位です。
ちなみに、大阪では阪神高速1号環状線がルーレット族の走る場所らしい。
「環状族」と言われます。上記の様に90年代半ばごろからとなって、
同じく警察がかなり厳しく取り締まったとのこと。
深夜に阪神高速の環状線を走行していると確かに、
何キロ出してるんだよΣ(・□・;)という自動車に追い越されたことはあります。
周回しているのかどうかは分かりませんがものすごく恐怖を感じます。
時速100キロどころではなくて、150キロとか出てる!?と思いました。
私は、当然阪神高速を意味なく周回したことはありません。
意味があって周回したことはあります(笑)
降りる所をうっかりスルーしてです。
そういった理由でもなければ周回することはないので、
安全第一で万が一ルーレット族に遭遇しても出来る限り近づかないようにしたいものです。
どうしても高速走行でグルグルしたいならサーキットにでも行けばいいのに。
安全に合法的に速度制限なしで走れるのだから。
自分の命や周りへの危険を冒してまで走る意味が分かりません。