飲酒運転が出来ない車はなぜ出来ない?

タクシー・車
スポンサーリンク

飲酒運転はいつまでたっても無くなりません。
では、昔から言われている飲酒したら運転できない車は、
なぜ実現しないのでしょうか?技術?金額?

飲酒運転が出来ない車はなぜ出来ない?

いつまで経っても飲酒運転はなくなりません。
このブログでも耳にタコが出来るくらいにダメですと言っています。
特に年末年始になると飲酒運転が増えます。
忘年会や新年会で飲酒をするからですね。
まぁ、今年は外出自粛もあって例年より確実に少ないと思いますが。
ちょっと位いいだろう。自分は酔ってないから大丈夫。
そう思っても実はフラフラしていたりします。
では昔から言われている、飲酒したら運転が出来ない車。が出来ればいいのでは?
ドライバーが飲酒していたら車が動かないようにする装置は出来ないの?
と思いますよねー。私もそう思います。
車は日々進化しています。昔とは比べ物になりません。
センサーとか、バックモニターなどは10年前にはここまで普及するとは思ってもいませんでした。
では、現代の技術でアルコールを検知したら動かないは出来るのでは?と思いますよ。
でも、色々な事情があって現実には販売されていません。
どのような事情があるのでしょうか?

まず、開発されているのか?と言う問題ですが開発はされています。結構前に。
2007年に日産が、人の汗に含まれるアルコールをセンサーで検知して警告を出す車を開発。
2009年にトヨタが、運転席のセンサーに息を吹きかけて、アルコールが検知されたらエンジンがかからない車を開発。
という感じで、10年以上前に開発されています。
ではなぜ実用化されていなのでしょうか?

・どれ位のアルコールから検知するのかの基準がない
酒気帯び運転は、呼気1リットルの中のアルコール濃度が0.15mg以上です。
では、それ以下のアルコール濃度だったら運転してもいいのか?と言うことです。
それ以下でも運転してはダメですよ。
どれ位のアルコールから車を動かしてはいけないというメーカーや国の基準がない。

・費用がかかる
飲酒運転をする人はごく一部です。大多数は常識で飲酒運転をしません。
そのために、費用をかけてアルコールを探知する機械を設置するのか?と言うことです。

・装置によっては運転者以外の呼気でエンジンがかかる。
エンジンをかける際にアルコールを検知するのならば、
アルコールを飲んでいない人の呼気を吹きかけてしまえばエンジンがかかります。
家族で外食をして、子どもの呼気でも良いわけです。
運転する本人の呼気であるという証明が難しい。

上記の様な理由から、技術的には可能でもまだまだ普及には時間がかかりそうと言えます。
法律で、何年から必ず必要であるとか決めない限り普及するのは難しいと思います。
飲酒運転をする人がいなくなればこのような装置は必要ないのですけど、
アルコールが抜けたと思って運転したら、実は抜けていなかったと言うこともあると思いますので、
その辺りのうっかり飲酒運転防止にはいいかもしれませんが、
全くお酒を飲まない人からしたら無駄な装置だから確かに費用面で普及しませんよね~。
私達、職業ドライバーは、出庫前、入庫後にアルコールチェックをします。
アルコールチェックが日常に普及するようになったらもう少し飲酒運転は減るかな。

ドライバーランキング

日々の出来事ランキング

にほんブログ村 その他日記ブログ ワーキングウーマン日記へ
にほんブログ村

タイトルとURLをコピーしました