運転中にいきなり病気になったら?
停まれるくらいのゆとりがあればいいのですが、
停まれない位に急に発症したらどうしたら…
悲しいと言うか、なんとも言えないニュースをラジオで聞きました。
バス・トラック・タクシー運転手の病気が原因の事故が増加している。
どういうことかと言いますと……
バス、トラック、タクシーのドライバーが病気が原因で事故を起こしたり、運転を中断した事例を国土交通省が分析しました。
一昨年までの7年間を分析したところ、7年間で増加傾向にあることが分かったとのこと。
数字で見てみますと、一昨年の人身事故は23件、物損事故は66件、事故にはならなかったけど運転を中断した事例は238件。合わせて327件。
7年前の平成25年と比べると2.4倍増加しています。明らかに増えています。何で増えているのでしょうか?
病気の増加が考えられる原因としては、
・人手不足による長時間勤務
・高齢化
・早朝、深夜勤務の常態化
等が考えられます。トラック運転手さんとかは、
走らせる距離や時間が半端ないですし、時間を守らなければいけません。
時間調整をするにしてもベッドでゆっくり寝れるわけでなくトラックでの仮眠です。
大変そうだな…と思います。
高齢化は、タクシー運転手で特に多いかも。
おじいちゃんドライバーが多いからね…持病を元々持っている人や、
働き出してから病気になる人とか。
どうしても、昼夜逆転や一度の勤務が長くなったり生活のリズムが崩れます。
早朝、深夜勤務の常態化は、都会であればあるほど、
24時間眠らない街と言いますか、人が常に動いていますので、
需要が常にあります。トラック、バス、タクシーもそれに合わせて動きます。
後は、バス、タクシードライバーだとお客様からのクレームが結構しんどいです。
これはストレスになります。ストレスは病気の原因にもなります……。
イライラをドライバーにぶつけないで欲しいよ。
上記の様な感じで考えられます。
ちゃんと定期検診はしているはずですが、急に起きる病気には対応が難しいのが現状です。
7年間に事故を起こしたり、運転を中断したドライバーは、1891人。
病気の内訳としては、心臓疾患15%(275人)、クモ膜下出血などの脳疾患13%(253人)、
大動脈瘤など3%(65人)、その他、不明58%(1,095人)。
前触れがない病気が上位になります。
いきなり胸が、頭が!!?となったら瞬間です。
たまに、ニュースで病気が原因で自動車事故が…と見ます。
もちろん、プライベートで自動車に乗る人も突然病気になる可能性はあります。
数年前に新阪急ホテル近くで起きた事故も、突然の病気の発症が原因でした。
突然の事にとっさに反応するのは難しいかもしれませんが、
突然の病気になる確率を下げるために、出来る限り日常生活で食事や運動に気を付けたいと思いました。