私の乗務している車にはカーナビが付いています。
今どき付いていない車の方が少数派だと思います。
仮に付いていなくても乗務員がアプリなどで調べたり、
デジタルで対応することが多いでしょう。
そんな中でも、地図は必須です!!
まず第一に法律で決まっています。
旅客自動車運送事業運輸規則
第29条 地図の備付け
(1) 地図の備付けの義務
法人・個人の別及びタクシー・ハイヤーの別を問わず、一般乗用旅客自動車運送事業のすべての事業用
自動車に地図を備え付けることが必要である。
という風にばっちりと明記されています。
29条では、どのような地図がいいかも説明されています。
ざっくりというと、
営業範囲内の道路、地名、建物、駅、一方通行、交差点名などが分かり、実用的な縮尺の物で
発行から一定の期間たっていないものが望ましいとのことです。
そりゃ…大阪を走るタクシーが、10年前の東京の地図を携行していても仕方ないだろうし、
観光地図を携行しても使いずらいでしょうから、ごく当たり前の内容ですね。
もちろん私も地図を常備しています。
発行は…、2017年の物だったかな?
大阪市内メインの大阪府内をカバーしているものです。
今年新しいのが出たら変えようと思っています。
本当は毎年新しいのに変えたらよいのでしょうけど、
使用頻度と値段を考えると2年ごとかなーと思います。
また、上記の様に、「一定の期間」とあります。
何年と明記されているものではないので、
個人の裁量になってしまったりします。
たまに年季の入った地図をもっている乗務員さんも見かけますが、
絶対に道変わっているでしょう(;’∀’)と思います。
そして、そんな地図の使用頻度ですが…
意外と見るかも?
ただし、使用方法は地図で道を確認ではなくて、
地図の末尾の鉄道路線図だったりします。
お客様に〇〇線の一番近い駅と言われたり、
乗り換え方法を質問されたりしたときに使います。
「ここから一番近い駅は〇〇駅で、御堂筋線には、△△駅で乗り換えて…」
と地図を見せながら説明したりします。
道の確認という意味で使うことは少ないですね。
後は、高速道路の確認かな~。
高速道路がいまだに覚えられないんですよね…。
めったに行かないあたりだと乗り口と出口の有無があやふやだったりします(;’∀’)
やはりカーナビが便利で使いますが、
今のところはないですが、
デジタルなので故障するかもしれません。
しかし、地図はアナログなので故障することはありません。
自然災害の多い日本ですから、
デジタル物がいつ使えなくなるか分かりません。
備えておけば、確かな安心にも繋がるでしょう。
という感じで、タクシーには必ず備えられている地図の理由でした。