今は、ドライブレコーダーが当たり前です。
ドライブレコーダーがなくてもスマホで簡単に動画が取れます。
そして、その動画をＳＮＳやネット上にあげるのも簡単です。
ニュース映像で事故時やあおり運転の映像が上がるのが当たり前の世の中になっています。
ドライブレコーダー、防犯カメラ、スマホ等…至る所で撮影をされている世の中です。
動画が簡単に世の中に出回ります。一度世間に出た動画は消えないものと思った方がいいです。
ＹｏｕＴｕｂｅで「あおり運転」と検索したら出るわ出るわ…。
大概の動画は一部加工されています。ナンバープレート、顔をモザイクで分からないようにしています。
でも、モザイク加工されていないものもあります。
モザイク加工されていても本人や周りの人が見たら分かる位のものもあります。
本人の許可なく動画をネット上に誰でも見れるように上げてもいいのでしょうか？
まず、問われる事柄として「肖像権・プライバシーの侵害」こちらが考えられます。
肖像権は、みだりに自己の容姿などを撮影されない権利です。
ちゃんと許可を撮って撮影していないのなら勝手にそれをネットなどにあげてはダメです。
だったらその個人が分からないようにモザイクなどをかければ問題ないのかとなります。
薄いモザイクや声が入っていたら本人と分かってしまう場合もあります。
どこからどれ位だったら大丈夫というのはケースバイケースになると思います。
「名誉棄損罪」こちらも考えられます。
あおり運転をされたのだから、ネットにその動画をあげてやれ。とネットにあげます。
個人が特定されたら、どう考えてもその人の名誉は地に落ちます。
でも、その動画は本当の事なのでしょうか？都合よく切り抜いている場合もあります。
そのあおり行為に見える前後は？もし動画投稿者本人があおられ運転をして相手をあおっていたら？
こういう背景もあるかもしれません。そりゃあ、あおられ運転をしたからと言って、
あおったらいけませんけど、動画投稿者本人に問題がある場合も…。
その場合は、名誉棄損になるかもしれません。
さらに、会社名などが自動車に入っていたら会社にクレームが殺到するかもしれません。
本当にあおったかどうかは置いておいてネットであおられたとされると真実が隠れているとか分からないものです。
他にも色々な罪に問われるかもしれません。
法律にはあまり詳しくはないですが、これだけ個人情報保護を問われている現代では安易に動画をあげない方がいいと思います。
ネット上に個人が特定できる状況であげてしまったら「私刑」になってしまいます。
あおられてムカついた場合でも冷静に、その動画を証拠として警察に行きましょう。
でも、警察が相手にしてくれなかったからネット上にと言うこともあるのかな？
ＹｏｕＴｕｂｅに上がっている数々の動画を考えると、再生数を稼ぎたいからというものもあるみたいです。
あおり運転でなく、事故映像の参考動画とかだったら、
こういう状況でこういった事故が起こるとかの参考にはいいんですけどね。
その場合でも、ちゃんと個人が特定できないようにしないといけないけど。
本人の許可なく動画をネット上にあげる行為は訴えられることもあるので止めた方がいいと思います。
本人の許可が取れたらいいですけど(笑)
