高速道路で時々見かける黄色の自動車。
上には赤色灯が付いています。
一体どのような事をしているのでしょうか？
高速道路を走行していると、後ろから赤色灯を点けた自動車が……。
パトカーか？と思ってミラーをちらっと見ると、黄色の自動車でした。
この自動車の役割は何でしょうか？
「高速道路パトロールカー」には、交通管理隊と言われる人たちが乗り下記の仕事を日々行っています。
定期巡回では、交通状況、道路状況や気象状況等を収集し、道路管制センターに連絡します。
また、落下物や交通事故等の異常事象発生時には緊急出動し、落下物排除や車線規制等を行い、各関係機関と協力し的確・迅速に作業を実施します。
ｂｙ ネクスコ西日本
上記の様に高速道路にまつわる諸々に関しての業務をしてくれる大事なお仕事です。
高速道路で事故が起きれば、駆け付けて車線規制をしているのをよく見ます。
また、道路の落下物を拾うために大きな旗を振りながら安全を確保しつつ落下物を回収しています。
２人１組での仕事ですが、とても危険を伴う仕事だと思います。
落下物を拾うにも、時速１００キロの自動車の間をぬって生身で回収します。
自動車が見落としたら……怖いです。
他には、故障車や事故車があれば赤いコーンや発炎筒などを焚いて、車線規制をします。
事故などの際には、警察とも協力をします。
もちろん高速道は２４時間走行できるので、２４時間体制です。
事故はいつ起きるか分かりませんから。
上記の仕事などは何となく知っていたりしますが、あまり知られていない仕事もあります。
法令違反車両の取締りを行っています。
取締り内容は、「車両制限令」「高さ指定道路／重さ指定道路」「水底・長大トンネルの危険物積載車両」になります。
高速道路を走行していい自動車の大きさは下記の様になっています。
幅：２．５ｍ 長さ：１２ｍ 軸重：１０ｔ 高さ：３．８ｍ 最小回転半径：１２ｍ
上記サイズ以下の自動車は大丈夫ですが、それ以上の自動車は許可がないと走行できません。
トンネルの危険物積載車両の規制は、長さが５，０００ｍ以上のトンネルは、危険物積載車両の通行禁止・制限があります。
上記の違反がないか取り締まりをしています。
入口でやっているのを見たことがあります。
大きなトラックが何か調べられていました。
大きな自動車は他の車両に危険を及ぼすかもしれない可能性と、
重量などによって道路の劣化が加速します。
それらの面からもしっかりと取り締まりをしています。
私たちが安全に高速道路を走行するため２４時間頑張っているのを見ると、
出来る限り迷惑をかけないようにしたいです。
