病院に最近は色々な外来がありますね。
禁煙外来、肥満外来、漢方外来など…
自動車運転外来というものもあるらしいです。
病院には色々な診療科があります。
聞いたことのあるものから、聞いたことないものまで。
その中で、その時の自分の症状に合ったものを選択します。
タバコを止めたかったら禁煙外来。肥満を解消したかったら肥満外来。
アルコール依存症を治療したかったらアルコール専門外来等々…
では、自身の運転に自信がなくなったら?病気、加齢などで運転が不安になったら?
この場合は、自動車教習所?でも、脳の病気をした後に感覚や相談をするのにはちょっと違うような……となりますよね。
そんな相談をする所はないのかな?と…調べるとありました。
自動車運転外来。文字通りに分かりやすいです。
どの様な事をする外来なのでしょうか?
日本で初めての運転外来が出来たのは、2017年と最近の事です。
高知県高知市の愛宕病院です。どの様なことをするのでしょうか?
ざっくりと病院のホームページなどを見てきました。
基本的に認知症などの疑いがある高齢ドライバーのために検査やリハビリテーションなどを行うということです。
脳の検査を行うとともにドライブシミュレータも使い、運転の問題点などを調べてそれに合わせてリハビリメニューを組みます。
注意力が低下している、運動機能が低下している、認知機能が低下しているなど一人一人症状は違うので、
合わせたメニューを行うとともに、症状に合わせて教習所を紹介することもして実車での練習も行う。
と言うようなことを行っているそうです。
なるほどなーという感じです。脳の検査をするだけでは分からないことを、
シミュレータを使い、カウンセリングなども通して多角的に調べるのかという感じ。
運転外来は、一つの科だけで行えるものでないです。
脳神経外科、眼科、リハビリテーション科、内科等色々な科が絡んできます。
確かに、自動車の運転はどれか一つが欠けても難しいです。
運転外来ですが、高齢化が進む中徐々に増えてきているみたいです。
「自動車運転外来」で検索するといくつか出てきました。
認知症に対応した外来、眼科が主体となった外来、脳障害治療後のための外来など
症状に合わせた外来になっています。
これから少しずつこういった、外来が増えていくのだなと思います。
高齢者が運転免許証を更新しようと思うと、認知機能検査と高齢者講習を行います。
その際に少しでも運転に不安なことがあればこういった、自動車運転外来を使用するのも一つの手段かと思います。
医学的に見てもらうことで、運転の不安を少しでも軽減するだけでなく、
しっかりと検査をしてもらうことで、運転免許の返納の決断などもしやすくなると思います。
まだまだ少ない「自動車運転外来」ですが、高齢化が進む中で増えていくことでしょう。