ほう助ってなんだろう?

タクシー・車
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車でお店に来て、お酒を呑む。
代行を利用して帰ればいいのですが、
そうでなければ、呑んだ本人以外にも罰がありますよ?

ほう助ってなんだろう?

ちなみにほう助の辞書での意味は…
1 手を貸すこと。手助け。援助。「国外から脱出を幇助する」
2 他人の犯罪行為を容易にするため、有形・無形の方法で助力すること。「自殺幇助」

ということです。漢字で書くと難しいのでまぁひらがなで。

お酒を呑んで運転をしてはいけないのは当たり前です。
さらに言うならば、お酒を呑んでいる人が運転をしようとすることを
知っていて止めない人もダメです。
車で来ていて、運転代行を呼ぶ気もないのにお酒を呑む人に
お酒を提供するのもダメです。
お酒を呑んでいることを知っているのに車を貸すのもダメです。
もちろん、お酒を呑んでいて運転している人の車に知っていて乗るのもダメです。

上記のダメダメ尽くしです。では、どのような罰則になるのでしょうか?
・同乗した人
運転者が酒酔い運転をした場合…3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
運転者が酒気帯び運転をした場合…2年以下の懲役又は30万円以下の罰金

・お酒を提供した人
運転者が酒酔い運転をした場合…3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
運転者が酒気帯び運転をした場合…2年以下の懲役又は30万円以下の罰金

・車両を提供した人
運転者が酒酔い運転をした場合5年以下の懲役又は100万円以下の罰金
運転者が酒気帯び運転をした場合…3年以下の懲役又は50万円以下の罰金

上記の様に中々に厳しい罰則です。
さらに飲酒運転で運転手が事故を起こした場合はさらに厳しい罪が問われます。
飲酒運転で事故を起こしたら危険運転に問われることがありますの。
その際は上記の様にお酒を呑んでいることを知っている人も罪に問われることがあります。
・危険運転致死傷ほう助罪
危険運転致死傷をほう助した者(例:飲酒を知っていた同乗者、運転することを知っていながら酒類を提供した者等)
正犯(危険運転致死傷罪)の刑を減軽したもの

危険運転致死傷罪は言わないまでも重い罪です。
ですので、それを軽減したものとはいえ重い罪になります。

飲酒を知っていて車を運転するドライバーを見過ごしてはいけません。
罪になるだけでなく、重大な事故を起こしてしまったら、取り返しのつかないことになります。
自分が直接は飲んでいないからでなくて一緒に行った人の責任として、
また、お酒を取り扱う人はその提供者として、しっかりとしましょう。
いくら、ちょっとそこまでだしとか、代行が来ないからいいか…ではなくて、
運転をしようとする人は止めましょう。
飲酒運転を無くすには、呑んだ人だけでなくて、
周囲の人も気を配ることが必要になります。
事故を起こしてしまったら取り返しがつかなくなりますから。
罪を受けるだけでなくて、被害者側にももちろん、
止められなかった自分を後悔することになりますので、
何がなんでも止めましょう。

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