冬が深まってきましたね。
忘年会が増えて、路上横臥者が増える時期でもあります。
さて、路上横臥者とは?
字だけでみるとなんだかカッコい感じですが…
道路で寝ている(倒れている)人のことです。
病気で倒れた場合は不可抗力で仕方ないので、
今回は基本的に酔っぱらって倒れた方をメインに上げます。
タクシーを生業としていると路上横臥者に接することが
時々あります。
基本的に軽いもので同乗者がいることがほとんどです。
酔っ払いすぎて起きられなくなった人をタクシーに押し込もうとします。
私は、同行者がいればOKにしています。
同行者がいなければ、路上からタクシー横臥者になるだけです。
暗い道で倒れていると分かりにくいですよ。
特にこれからの時期は、コートを着ている方も多いと思います。
ダーク系のスーツに、黒いコートで薄暗い道の真ん中に倒れていると、
分かりにくいことこの上ないです。
もちろん、見通しの悪い道ではこちらもスピードを落としています。
ライトも適時ハイビームを使用しながら走行します。
それだけ注意しても時々ニュースで事故になる事案があります。
さて、その時の過失割合はどのようになるのでしょうか?
判例を元にすると、
路上横臥者と自動車の事故における基本過失割合は、
昼間の場合、横臥者30、自動車70、
夜間の場合横臥者50、自動車50とされています。
ということらしいです。
昼間は明るいから車の方が過失割合が高いですね。
一度仕事帰りの4時位に路上横臥者に遭遇したことがあります。
車が入ってこれない道で、真ん中に人が倒れていました。
車止めのポールがあるので、車にひかれたとかではなさそうで…
取り合えず、息があるかを見てみたら胸が動いていたので声をかけてみました。
肩を揺さぶったらようやく起きました。
男性でどうやら酔っぱらっていたようでした。
少し離れたところに自転車とスマホとお財布が散らばっていました。
フラフラと自転車を押しながら消えていきました。
このような事例に出くわしたのですが…
これ色々危ないですよね。
財布やスマホを取られていないのが不幸中の幸いですよね。
倒れた時にケガをしているかもしれません。
頭を打っていたら数日後に…なんてこともあるかもしれません。
このようなことのないように、
忘年会などでお酒の飲む機会が増えますが、
酔いすぎないように安全に帰れる範囲で飲みましょう。
仕事中に道路に倒れている人を見つけたらすぐに
警察に通報して安全を確保してあげたいです。
そもそも見つけない…というか、
路上横臥者が発生しないことが一番なのですけどね…。