9月にあった東京のタクシードライバーの事故。
その事故の際に、タクシー前方の表示板が「SOS」になっていました。
話題になっていますけど、実際に使いどころは?
9月に東京でタクシーが歩道に突っ込む事故がありました。
運転手の急病により起こった悲しい事故です。
その際に、タクシー前方部分にある表示が「SOS」になっていたと話題になっていました。
ネット上では、「SOS」初めて見た!、どんな時に使われるの?など話題になりました。
実際に「SOS」が表示されているタクシーを見たらどうしたらいいのでしょうか?
タクシーに乗る際に、空いているかどうかで助手席前に置いてある表示を見ると思います。
その表示があるものの正式名称は、「実空車表示機」もしくは「スーパーサイン」と言います。
表示されるものとしては…
「空車」、「賃走」、「貸切」、「介護」、「迎車」、「予約車」、「割増」、「回送」等々…
この辺りは、よく見るもので大体問題がないと思います。
しかし、レアなものがあります。それが「SOS」です。
SOSの意味としてはもちろん助けて!!!となります。
どういった時に押すものなのでしょうか?
基本的には車内トラブルです。
お客様から暴力を振るわれた。
強盗。
上記が使用するタイミングですかね。
車内の…どこかにある緊急ボタンをポチっと押すと、
前の表示が「SOS」に変わります。更に、タクシーの上にある行灯が赤く光ります。
会社によっては更なる機能もあるとかどうとか…。
基本は、配車センターにSOS通知が出たことが連絡されるかな。
今は、GPSでタクシーがどこにいるか把握されているから、
タクシーがどこにいるかはすぐに分かります。
街中ならすぐに近隣のタクシーを向かわせるとか警察に連絡とかできるけど、
それが山の中だったらSOSを出しても、誰にも気づかれないし、誰かが来るまで時間がかかります。
出さないよりはもちろんいいのですけど…
そんな感じで、SOSの通報ですけど当然、車内にあるので車外に出たら意味がないです。
なので、犯人が車外に出たら危険ですので当然深追いをしてはいけないのが大前提です。
逆に、後ろから暴行などがあればエンジンを切って鍵を持って自分が逃げる…と言いたい所ですけど、
ちょっと難しい所なんですよね…。エンジンを切って鍵を持って逃げるのは、自動車を盗まれないためです。
ただ、エンジンを切ると会社のシステムにもよると思いますが車内のGPSが切れたり、
ドライブレコーダーが撮影を停止したりと防犯面の機能が落ちることがあります。
自分のダッシュに自信があるなら逃げるのが一番かな。
もちろん会社からは、お金より命だから!と言われています。
後ろから座席を蹴られただけでも暴行罪になるから警察呼んでいいからね!と言われています。
結構過保護(?)に防犯面は再三言われています。
それだけ、言われていても起こる可能性があるからね…。
大きなニュースになっていないだけで、警察を呼ぶことなんて結構あるからね。
「SOS」の表示は、車内のドライバーが助けを求めているので、
万が一見かけたらドライバーが困っているかどうか判断して、トラブルが起こっていそうだったら警察に通報してください。
ただ……うっかり触れて「SOS」になっていることがあるから、平然とした顔をしていたら…確認してあげてください。
と、言いながらも車内で恐喝が起こっていて実は平然とした顔をしながら…ということも(;^_^A
こればっかりは難しいですね…。でもスルーだけはしないであげて欲しいです。