見通りの悪い道には、カーブミラーが設置されています。
目視も大事ですが、それだけでは見えない部分を補ってくれます。
カーブミラーがここまであるのは、日本ぐらいらしい。
住宅街の見通りの悪い四つ角。
一旦停止をしてカーブミラーを確認してから、
ゆっくりと進みながら飛び出しに注意をして…とよくある光景です。
日本の住宅街は狭いです。カーブミラーが必須です。
丸いミラーに、広範囲がうつります。
いつからカーブミラーは普及しだしたのでしょうか?
カーブミラーは、道路反射鏡ともいいます。
道路反射鏡として認められるには、道路反射鏡認定試験に認められなければいけません。
道路反射鏡設置指針に基づき製造されて、一般財団法人日本ウェザリングテストセンターにて認定試験が定期的に行われている。
合格品には道路反射鏡協会にて部材品質表示票が発行され道路反射鏡裏板に添付され出荷されている。また支柱には支柱品質表示票が本体上部に添付されている。
by wikipediaです。
耐久性、耐震性、腐食性、塗装などを検査します。
と言うことは、適当な大きさで作っているわけではないと言うことです。
一定の基準と水準があり安全なものが出荷されています。
では、どういった所に設置されるのでしょうか?
・細道の丁字交差点
・信号機のない十字交差点
・駐車場などの出入り口
・カーブが続く道路等々
要するに見通しの悪い所です。
もし自分のよく通る道路で見通しが悪いから設置して欲しいな…と思ったらどうしたらいいのでしょうか?
それは、その道路を管理する場所に申請をしましょう。
国道…国土交通省の国道事務所
都道府県道…都道府県庁
市町村道…市区町村の役所
になります。私道は…一応私有地ですからその持ち主になりますが…
個人で買うことも出来るので私有地も設置は出来ますが、その私道の持ち主がいるかどうかです。
カーブミラーが初めて設置されたのは、1960年代。日本が初めて設置しました。
設置されたのは、静岡県の十石峠で線路に設置されたそうです。
道路ではなく、線路に設置されたそうです。当時の線路は、踏切や柵などがあまりなかったこともあり、
人の侵入があったことから危険でカーブの先を見るためにという理由だったそうです。
日本では、当たり前のように見るカーブミラーですが、海外ではそれほど普及していません。
道路事情により設置が難しいこともありますし、街並みに合わないこともあるようです。
ちなみに、オレンジ色がほとんどのカーブミラーですが、
理由としては目立つためだそうです。
確かに、オレンジ色はあまり住宅街や市街で見ない色ですね。
目立たないと接触事故が起きるかもしれないからとのこと。
街並みに溶け込みすぎて気づかなかったら意味がないですからね~。
ちなみに、値段を見てみましたが、オレンジ色の道路でよく見るものはミラー、支柱などを含めて安くても約6万円から見たいです。
大きさや高さによって値段は違います。個人のガレージ内に設置する小さいものは数千円位から手軽にありますね。
狭い道、見通しの悪い道路を通るには欠かせないカーブミラー。
曲がっていたり、おかしな方向を向いていたりしたら道路の管理者に連絡して正しく設置し直してもらいましょう。